「Mary J Blige」in 1991


20年前のメアリージェイがデビューした頃のファーストショット。(この頃のニューヨークは凄かったです。まさにギャラクシースリーナイン=おもちゃ箱をひっくり返したって感じでした。)ドバッとしたアウトドア系のジャケットにブーツを履いて、少しシャギー系のヘアスタイル。そしてこの顔(高めの態度=Attitude)正にニューヨーク系のファッション。100点満点。90年代のニューヨークのファッションはカラーよりもバランスを中心としたファッションでしたね。(何故?90年代はオーバーサイズファッション?かというと、当時アメリカはインフレで、商品の消費スピードが早かった為に、大きいサイズは売れ残りも多く、セールも頻繁だった為。ハーレム地区のラッパー達がセール品着て、メディアに出ちゃったって事です。ちなみにソックスもそうです。男性用のソックスをニューヨークのフィーメールラッパーが履いて、日本のファッション雑誌に紹介され、ルーズソックスになったというワケ。)今現在は圧倒的にカラーでのファションシーンですね。いつの時代もこれらのバランスが少しでも崩れてしまうと、とてもだらしない。みっともない格好になってしまうんですよね。で、で、音楽シーンやクラブはこの「カドカド」がぶつかっているのが、面白いんですね。今は何処にいっても「まるまる」ですね。どんな業界でも「カドカド」 はいつの間にか「まるまる」になってしまうんですね。つまり回るもはずのない、四角形が回るってことが面白いんですね。当時のファッションも現場の作業着きたりとか、バイト先のキャップ被ってたりとか。ファッションがファッションでなかったんですね。でもこれがファッションブランドでファッションとして売り出しちゃうと面白くないんですね。